ここはどこ?

昨日は所用のため、久しぶりに浅草まで行ってきた。
ついでに仲見世通り界隈に足を伸ばし、驚いた!!
まるで、日本の風景を模した異国にいるかのようだった。
 
この季節には合わないレンタルの浴衣や、洗える着物といった感じの単衣の着物姿でそぞろ歩く外国の人たち。
その姿を見て、京都の職人さんが言った
「季節外れの、ひらひらの着物を着て京都の町を歩いている外国人を見ると、とても情けなくなるよ」
という言葉を思い出した。
日本の伝統である着物。
にもかかわらず、日本人は着物離れしている。
着物は高価、着付けが難しい、面倒などの理由があると思うが、着物に対する憧れはあるのだから、もっと簡単に洋服感覚で着ることができれば、着物に対する見方が変わってくるのだろう。
そういった意味では、季節外れのレンタル着物であっても、日本の伝統を知ってもらおうということは否定できない。(単なる商売かも知れないが・・・)
 
耳に入ってくる言葉は、よその国の言葉がほとんど。
声高に話しているので、遠くからでも日本人でないことがよくわかる。
それに比べると、日本人の会話はすれ違いざまに聞こえてくる程度。
歩いている人たちの8~9割が外国からの観光客のようだ。
いま、日本のあちこちで、こうした「ここはどこ?」といったような光景が見られるのだろうな・・・。