2018/9月のメッセージ [丁寧に生きる]

人生を、丁寧に生きる
* * *
自分にないものを欲しがることを「ない物ねだり」という。
それは、物やお金だけでなく、生き方にも当てはまるようだ。
忙しければ「たまにはのんびりしたい」と思い、やることがないと「何か面白いことはないか」と考える。
人の生き方を、精一杯生きる、あるがままに生きる、のんびり生きる、などというが、
「丁寧に生きる」と考える人は、そう多くはいないらしい。
私自身、育った環境のせいか、子供のころから「一日一日を大切に」という気持ちで生きてきてはいたが、「丁寧に生きる」ということなど考えたことがなかった。
「一日一日を大切に」と「丁寧に」は明らかに違う。
 
では、人生そのものを丁寧に生きるためにはどうしたらよいか?
それには、いつも言っていることではあるが、自分の人生は一度きりであるということを再認識すること。
そして、宇宙から与えられた、親からもらったこの命に、愛おしさを感じること。
そうすることで、人生全般に「丁寧の網」がかかり、きめ細かな人生模様が織り上がっていくのだという。
「一日一日を大切に」という気持ちで生きてきている人は多いと思うが、生き方の選択肢の一つに、「丁寧に生きてみる」を加えてみるのも良いのではないだろうか。