墓参をとおして考えること

 
5日・6日、毎年恒例の墓参を兼ねた家族旅行が無事に終わった。
車での日帰り墓参は結構疲れるので、墓参後に温泉に浸かって骨休めをし、さらに自然を満喫してくる。
こうした家族内行事は楽しみでもあるが、近ごろは思案の種にもなっている。
 
最近、「墓じまい」ということばを耳にする。
後継者がいなくなった墓や、我が家のように遠方でお参りに行くことが困難になった場合などを理由に墓を引越しする(改葬する)際に、解体、撤去することを言うそうだが、最近はこの墓じまいが増えているという。
我が家でも、今は子供たちの協力のおかげで何とか通い続けているが、遠方ゆえに、いずれは子供たちにも負担になってくるのではないかと考える。
自分がいなくなってからのことまで心配する必要はないと言ってしまえばそれまでだが、墓を引っ越しする場合の手続きは結構面倒だと聞いている。
したがって、将来的にどうするか、どうしたいかを今から考え、話し合っておくことは、決して無駄なことではないだろう。
お互いの生き方にも関わってくる。