楽しさ半減、ルールは誰が教える?

7月から雅叙園で行われている『和のあかり×百段階段2017』の招待券を知り合いからいただいた。
<行きたい!>と思っていた矢先だったので、早速、娘を誘って行ってきた。
百段階段を舞台にさまざまなジャンルの作品が展示されており、どれも素晴らしく、見ていて楽しい。
普段、一気に100段を上るのは難儀そうに思うが、階段に置かれたさまざまなこけしや、途中にある幾つかの部屋に展示された作品を見ながらのぼっていくと、いつの間にか上階に辿り着いている。
上階の間では作品を見るだけでなく、ゆったりとくつろげるようにもなっている。
和のあかり
写真を撮る人、腰を下ろしてくつろいでいる人もいる中に、突然疾風の如く飛び込んできた3人の少年。
あらわれるやいなや、手を打つと点滅する照明作品(写真右端に少し見えている)で遊び始めた。
写真を撮っていた人たちを遮って、延々といつまでもやってる。
少年たちの親はというと、注意するどころか「もっとやって、写真撮るから」
親も子も、他人のことなどまったく眼中にない様子。
“自分さえよければ、他人のことはどうでもよい” とでも思っているのだろうか。
写真を撮ろうとしていた私も、最初はおおらかな気持ちで見守っていたのだが、さすがに限界を感じ子供たちに声をかけた。
少年たちはやっとその場から離れたが、親は知らん顔。
 
この少年たち、実は、他の部屋でも騒動を起こしたらしい。
途中階の、ガラスを使った展示作品を落としたとか。(あの「ガシャ~ン」という音がそうだったのか1?」)
 
こういった光景を、他の人たちはどのように見ているのだろうか。
低学年ではなさそうな少年たち。
これくらいになると誰から言われなくてもわかって良さそうだが、こういう場でのマナーは、誰が教えるべきなのか。(“べき”という言葉は使いたくないが)
息子が学生時代に友だちと、「今どきの親は、子供が人に迷惑をかけていても注意しない。俺たちの親なら、ひっぱたかれるよな」と話していたのを思い出す。
 

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