幸せ感を運んでくれたトンボ

「ちょっと来て!」というベランダからの声に、「どうしたの?」と答ながらベランダに行ってみた。
「これ!」と指さす先を見ると、まだ羽化したばかりかと思われるトンボがいた。
 
トンボ
自力でここまで飛んできたのか、風で飛ばされてきたのか?
身動き一つしないので、生きているのかどうかもわからない。
触ってみればわかることだが、そっとそのままで様子を見ることにした。
 
朝食を済ませ、洗濯物を干すためにベランダに出ると、「あっ、いない」
自力で、どこかに飛んでいったようだ。
些細な出来事だが、幸せを運んできてくれたような気がした。