どうして自分だけが・・・

人生においては大なり小なり「どうして?」と思うような出来事に遭遇する。
そんな時、「どうして私だけが、こんな目に遭わなければならないの?」と思ってしまう。
だが、“こんな目に”と思うようなことは、決して“自分一人だけ”に起こっているのではない。
それぞれが必要なときに、その人にとって必要な形で、何らかの出来事が起きている。
ところが、何か事が起こると「自分だけが・・・」と思い込み、冷静に物事をみつめ、判断する力をなくしてしまう。
 
目の前に起こったことをどのように受け止め、どのように対処していくか。
ただ、それだけの違いなのだが。
 
時が経ち、冷静に物事を判断できるようになると、なぜその問題が自分の身に降りかかってきたのかを納得することができる。
どのような経験も、すべて自分を大きくするための肥料となっているのだ。
決して自分だけがひどい目に遭っているのではない。