日本語の乱れ、言葉づかいの間違い

近年、日本語の乱れや言葉づかいの間違いが指摘されている。
かく言う私も無意識のうちに誤った使い方をして、後で気づいて恥ずかしくなることがある。
方言は各地方の文化なので、極端な話、通訳が必要なほどわからない言葉でも違和感はない。
だが、よく“若者言葉”と言われる言葉は、ただわからないだけでなく違和感がある。
と、ここまで書いていて思い出した。
以前、「なので」の使い方について取り上げたことがあった。
「なので」は単独で使うことばではなく、“方言は各地方の文化なので” のように上の言葉に続けて使うもの。
ところが、テレビやラジオなどからは「方言は各地方の文化です。なので、極端な話・・・」のように、当然といった感じで使っている。
(この場合は、“なので” ではなく “ですから” とか “したがって” などの使い方が適している)
テレビやネットでの拡散は恐ろしいもので、それが正しいか誤りかの検証もないままに、あっという間に日本中に広まる。
昔から使われている “大和ことば” とまではいかなくとも、できる限り間違った使い方をしないように気をつけようと思う。
これは、その人の生き方の問題とも言えるのではないか。