日本人のこころが失われている?

朝起きると外は真っ白。次第に雨に変わり、さらに風が出てきた。
こんな日は外出を控えるのが賢明だが、横から吹きつけるような雨の中を出かけてきた。
雨で雪がグチャグチャに溶け始め歩きにくい。
ふと、思った。
雪国に住んでいたころは、雪が降るとそれぞれの家庭が、会社が、お互いに雪かきをしていたので、こんなに歩きにくいことはなかったな~と・・・。
前方から来る人とすれ違うときも、ちょっと脇によけて通りやすくすると、必ず「ありがとうございます」とかえす。
お互いに、相手への思いやりの気持ちが自然にこのような形で現れるのだが、今はどうだろう?
脇によけても、傘かしげをしても、それが当然のように無言で通り過ぎていく人が多い。
自分さえよければ・・・というところだろうか?
「日本人のこころが失われている」と言われるが、日常生活のちょっとした場面からそのことを感じる。