路肩に残った雪と人間の一生

かつて長岡在住時は、除雪によって路肩に残された雪が少しずつ溶け、土や排気ガスで汚れた姿を見せるようになると、「ああ、もうすぐ春だな」と春が少しずつ近づいていることを感じ、何となくワクワクしたものです。
ところが、きょう路肩の雪を見ながら、
「この雪も人間の一生と同じ・・・?」と、ふと思いました。
雪の降り始めは「わ~、雪だ」と喜び、
降る様を見ては「幻想的だ!」と感嘆する。
積雪があると、大人も子供も楽しそうに雪遊びに興じる。
ところが、少しずつ溶けて茶黒くなった姿は見向きもされない。
ただ、邪魔もののように放置されているだけ・・・。
赤ちゃんが誕生し年老いていくまでの(年老いてしまった)人間の姿と重ね合わせてしまいました。
 

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