墓参&旅行

16日~18日まで夏休み。
墓参を兼ねた娘家族とのミニ旅行でもある。
例年は、13日までに済ませていたが、今年はそれぞれの都合で遅くなった。
墓参の後湯沢に戻って一泊し、翌日どこかで遊んで帰ってくるというのが例年のパターンだが、全員一致で今年は二泊に。
16日
墓参後、例年どおり栃尾油揚を知人らに発送し、自らも購入。
この油揚げを購入する際、以前にも書いたような気がするが、クーラーボックスを持参しないと売ってくれない。
これは、食中毒などの事態を防ぐための、店主の拘りでもある。
このプロ根性に、家族全員が惚れ込んだ。
栃尾油揚そのものはどうかというと、油揚げ自体がもともと厚くて大きいのだが、この辺の店に出回っているような、中がスカスカして、切るとぺちゃんこになってしまうようなものではない。
墓参と油揚げ調達というのがワンセットで、何か大仕事を済ませたような気分で、一路湯沢に向かう。
17日
猛暑の中を塩沢の「牧之通り」散策。
『北越雪譜』の鈴木牧之(すずき ぼくし)に由来する通りだそうな。
聞いたことがないと思ったら、3年ほど前にできたらしい。
北越雪譜
塩沢を後にして、軽井沢のコテージに向かう。
バーベキューと花火のために、あえてホテルは避けた。
途中で調達した食材の他、コテージのオーナーさんからいただいた収穫したばかりのジャガイモとモロッコインゲンは美味しかった!!
童心にかえり、この日のために取り寄せた国産の線香花火で楽しむ。
静かで、涼しい。
出かけていく前の、あの暑さは何だったのかと思うような涼しさだ。
18日
軽井沢の朝は涼しい。
ずっとここに留まっていたい・・・と思いながら出発。
私にとって○十年ぶりかの懐かしい場所、鬼押出し園、小諸懐古園に行ってみた。
懐古園は、学生時代に友人たちと写った写真が何枚か残っていたにも関わらず、園内の様子は全く記憶に残っていなかった。
ただ、島崎藤村の「千曲川旅情の歌」は覚えている。

小諸なる古城のほとり
雲白く遊子(ゆうし)悲しむ
緑なすはこべは萌えず
若草も籍(し)くによしなし
しろがねの衾(ふすま)の岡辺(おかべ)
日に溶けて
淡雪流る

初めての場所、白糸の滝にも行ってみた。
白糸の滝
自然の涼しさの中で、まさに白糸のようなきれいな水の流れに見とれている人々。
そこに、ちょっとしたざわめきが起こった。
その方向に目をやると、一人の女性が水の中に入り、水が落ちてこない場所に得意げに張りついている。
しばらくすると、知り合いらしき人を手招きしている。
だが、その人たちは関わりたくないのか、知らんぷりを装っている。
単に景観を損ねるだけでなく、自分が非常識な行動をしているということには、全く気づかぬ様子。
最近、非常識な写真をツイッターなどに投稿して顰蹙(ひんしゅく)をかっている若者と変わらない大人に、同じ大人として嘆かわしく思う。

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