2013/8月のメッセージ (その時どうするか。それからどうするか)

ひとは
思いがけないときに
つまずいて転ぶことがある。
その時、どうするか。
それからどうするか。
それが問題だ。

*   *   *

物事が、すべて順調に進んでいると思っている時でも、思いがけないことでつまずき、転ぶことがあります。
その時、どうするか?
そこからどうするか?
どうして?
こんなはずではなかった・・・
と、ただ嘆き終わるのか。
え~い、
こんなことで嘆いてなんかいられない!
と、転んだことをバネにして起き上がるのか。
そこが大事なところでしょう。
子どものころの会話が、鮮明に残っています。
「転ばないように気をつけなさい」
「うん、大丈夫。
転んでも、タダでは起きないから。
たとえ石ころでも、拾って起きる」
たぶん、そのころは単純な意味でしかなかったと思いますが、中学生ごろには意味を持つものになってきています。
単に“転んだとき”ということでなく、思いがけない出来事に遭遇したとき、何かで頓挫したとき、あるいは自分が考えていた環境・条件等以外に身を置かなければならなくなったときなど、そこで自分はどうするか、どうしたいかを考えるようになりました。
この時、自分の意識がどこに向かうかで、毎日の生活が大きく変わってきます。
転んでもタダでは起きない。
そんな気概を持っていたいですね。

前の記事

巡る季節を感じるセミの声

次の記事

目に焼きついた母の姿