論語の言葉より

論語に『君子(くんし)は諸(これ)を己に求む、小人(しょうじん)は諸(これ)を人に求む』という言葉があることを知った。
「諸を己に求む」は、何ごとも自分の責任で行動したり発言したりすること。
「諸を人に求む」は、何か失敗したときに言い訳したり人に責任を押しつけたりすること。
君子は何ごとも自分の責任であると考えるのに対し、小人は責任を人に押しつけてしまう。
つまり、自分がやったことに対して、最後に自分で責任がとれるかどうか。
これが、君子と小人を分ける大きなポイントであるという。
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たまたま、何ごとも他者に責任転嫁してしまうという話を聞いた後だっただけに、心に強く残った。
人は何か失敗などをしたとき、言い訳をしたり誰かに責任を転嫁してしまう。
自分の責任であると考えるより、他者に責任を押しつけてしまう方がはるかに気が楽になるから・・・。
しかし、それはその時だけ、一時的なものであって、結局は失敗したことより責任転嫁したことへの後悔をすることになるのではないか。
そのことに気づけるかどうかも重要ではないかと思う。

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