思いがけない花見

正月も彼岸もご無沙汰してしまった実家に、次姉とともに行ってきた。
墓参りをしてから実家に行こうと事前に決めていたので、駅まで迎えに出るという兄の言葉に感謝しつつも断り、駅から菩提寺までタクシーで行く。
菩提寺のしだれ桜は咲いているかしら?と期待して行くと、案の定見頃だった。
墓前に花と線香を手向け、お参りを済ませた後、改めて桜の花見をする。
垂れた枝が、地面についている。
昔からこの樹はあったはずだが、数年前に気づくまで全く記憶になかった。
 
しだれ桜
少し離れたところに、しだれ桜で有名な寺がある。
観光バスが立ち寄るほどになったところなので、混雑がひどい。
しかし、ここは地域の人、檀家の人々が知る程度の穴場かも知れない。
今日も、ひと組のご夫婦の姿を見ただけだった。
・  ・  ・
姉と二人、しだれ桜を堪能した後は実家へと向かう。
いつも車で通る道とは違う道を選んで歩く。
桃より一足早く、スモモの白い花が満開となっていた。
スモモ
 
スモモの老木
[かなりの老木]
思いがけず、菩提寺のしだれ桜と付近のスモモなどの花見ができた実家への里帰りとなった一日でした。

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