他者への接し方(コミュニケーション)

今晩、放送予定の「NHKクローズアップ現代」の内容から・・・。
厚労省の推計で、認知症の人が想定以上に増えていることがわかってきたとか。
治療薬の開発が停滞する中で、認知症の人に対する「接し方」の研究が注目され、最先端の脳画像検査で、言語能力が落ちる認知症でも「相手の表情を読み取る能力は大きくは損なわれない」という事実がわかったとか。
ついつい過剰になりがちな指示や注意に対し、何を言っているかという「内容」は伝わらず、ただ「怖い表情」だけが伝わってストレスになるという。
そのような接し方を変えるだけで徘徊や暴言などの「問題行動」が大幅に軽減されるという臨床例も報告されているらしい。
誰もが直面する認知症だが、「今すぐできる対策」の最前線に迫るという内容で、今晩放送されるようだ。
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考えてみれば、人への接し方・言葉がけによる反応の違いは、認知症に限ったことだけではない。
誰もが、行き過ぎた指示や注意、言葉によっては、その内容よりも、そのことを言う相手の形相に怯え、ストレスとなることが多い。
相手がどのような人であれ、接し方には心する必要があるだろう。

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