ことばの奥には

ことばが全てを語る?
真実でないことも、ことば巧みに話されると、その全てが真実であるかのように錯覚してしまう。
ことばが足りないと、あるいは自分の思うことを上手に話せないと、真実を話しているにもかかわらず、真意を汲み取ってもらえない。
それらを聞いていたものは、「真実は何か」と、それさえ知ろうともせずに、前者が優れている、勝っていると錯覚してしまう。
巧みな話者は、勝ち誇ったように笑みを浮かべる。
ことばの奥にある真実の意味、見えないものを観る、聞こえないものを聴く、これが如何に大事なことかを痛切に感じる。

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