往きはよいよい帰りは怖い

山梨に墓参に行ってきた。
午前中早い時間に到着したため、墓参後は実家に顔を出す。
しばらく談笑後、昼食を食べていくよう引きとめられたが、早々に退散。
勝沼のハーブ庭園やワイン工場などでひとときを過ごす。
運転手役の連れはワインの試飲ができず恨めしそうな顔をしているのを尻目に、娘と2人立ち並ぶボトルから少しずつグラスにワインを注ぎ、試飲を楽しんだ。
「ワインかあ。
 昔は葡萄酒だったのにな・・・」
中央道は、「往きはよいよい帰りは怖い」
帰路は途中で渋滞する高速からおり、獣道のような道路を走ってきた。
ナビ案内は、どうしても主要道路に引き戻したいらしく、音声ガイドがうるさい。
「違う道を走るんだからいいの!」
「静かにしていなさい」
などと皆で言いながら、しかし、片隅では少々の不安を感じながら車中の人となっていた。
いつもの見慣れた光景を目にした時は、思わずホッとしたのが正直な気持ちである。

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