今日という日を大切に

セミナーを行っている間に、最近のいろいろな出来事に対して本気で腹立たしく思わないのはなぜか、その答えがフッと湧いたように出てきた。
相手に腹を立てても、自分自身が虚しくなるだけだからだ。
もともと、過ぎ去ったことにこだわる人間ではない。
どんなにひどい言葉で傷つけられても、一瞬は氷のようになるが、すぐに氷解してしまう。
考えてみると、子供の頃からあまり腹を立てたことがなかったような気がする。
相手を憎むのは簡単だが、憎む気持ちより、むしろ気の毒に思ってしまうのだ。
誰かに、いつまでも腹を立てていたり、憎んだり、何かにとらわれていると、そこに止まったきりで進歩がない。
1日の過ごし方、物事に対する意識のあり方で、今日という日は全く違ったものになってくる。
1日1日を、今日という日を大切に過ごそう。
これが、子供の時から今も変わらぬ私の信条だ。

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