暖かな日差しに
久しぶりに暖かい1日。
夏日に手が届きそうな地域もあったようだ。
ベランダに出ると、「ピッピッピ」とどこからか鳥の泣き声がする。
<ん?>と思い周囲を見回すと、すぐ前の電線上でヒヨドリが、暖かな日差しを浴びながらこちらの様子を伺っているかのように見える。
<また、まんりょうの実を食べにきた?>
せっかくの赤い実も、いつもヒヨドリのエサと化してしまう。
<まあ、仕方がないか!ヒヨドリが喜んで食べているのなら・・・>
ヒヨドリは、いかにも「いただきましたよ」と告げるかのように、ベランダの手すりに種の入った糞を残していった。