自然に親しむ

今にも降り出しそうな、曇天で迎えた7月。
梅雨はこれから本番を迎える時期だが、その年によって降雨量にずいぶん差がある。
今年は、どうなるのだろうか。
7月は、海開き、山開き、七夕、皆既日食など、自然に関連した行事や現象が見られる。
◇1日 山開き、海開き
富士山も、今日山開きを迎えた。
富士山ではここ数年残雪が多く、過去2年は山小屋関係者の除雪によって山頂までの登山にこぎ着けたが、今年は6月27~28日の除雪作業時、頂上直下でもまだ1メートル以上の残雪があったという。
今日、午前中の段階では、山頂直下にアイスバーンが残り、登山者の安全を確保できないとの理由から、山梨県側からの登頂は5合目から8.5合目の山小屋までとされていた。が、その後の調査結果により、午後からは山頂までの登山が許可されたようだ。
今月末には、アイちゃん一家も富士登山を計画しているとのことだが、その頃には山頂まで大丈夫だろう。
◇7日 七夕
子どもでも馴染み深い「織り姫と彦星」の伝説があるが、七夕を迎える前に改めて「七夕伝説」について知っておくのも面白いと思う。  
「七夕伝説」など七夕に関連したサイト(http://yumis.net/tanabata/ ←ここからどうぞ
 
◇22日 皆既日食
全国各地で部分日食が見られるが、奄美大島北部、トカラ列島、屋久島、北硫黄島、硫黄島などでは皆既日食を見ることができるそうだ。
前回、日本で皆既日食が見られたのは昭和38年(1963年)7月21日で実に46年ぶりのこと、次回はさらに26年後の2035年まで待たなければならないという。
昔は日食を見るために、ススをつけたガラス板や下敷きなどを使ったように覚えているが、現在では危険な方法だと考えられている。
たとえ目ではまぶしさを感じなくても、赤外線 (熱線) は強いまま目に達し、網膜を焼いてしまうことがあるそうだ。
また、ガラス板にススをつける場合、どうしてもススに濃淡ができてしまい、薄い部分を通った強い光が目に届いてしまうという危険性もあるらしい。
日食をこの目で見たいが、国立天文台のHPでは「専門的な知識なしに、日食グラスを自分で作ることはやめてください」と注意を促している。

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