夏のイベント

11~12日は、長岡まで墓参に出かけた。
炎天下での墓掃除を想像していたが、11日に行くことを伝えてあったため、既にきれいに磨いてくださってあった。
お心遣いに感謝する。
お参りをした後は、墓前や周辺でしばらくワイワイと過ごす。
そんな様子を、きっと喜んでみていたことだろう。
お寺に挨拶をしてから、次に目指すは栃尾油揚の製造元。
この油揚やさんには毎年立ち寄るのだが、車が入っていくと先ず見るのはナンバープレート。
他県ナンバーの場合、発送は引き受けてくれるが、クーラーボックス持参でないと直売しない。
食中毒等を避けるために、かなり気を遣っているようだ。
知人への発送分を依頼し、その夜食す分を調達する。
この栃尾油揚、都内のデパ地下やスーパー等では、何倍もの価格になっている。
そんなことをチラリと考えながらクーラーボックスに入れ、気持ちは既に油揚パーティーなるその夜の二次会に気持ちを馳せ、次なる目的地に向かう。
午後5時過ぎ、湯沢に到着。
「こんなに明るいうちにお風呂に入れるなんて、最高だね!」
先ずはお風呂に入り汗を流してから夕食。
・・・・・・それからしばらくして、いよいよアイちゃんが待ちに待った油揚パーティーの始まり。
どんなパーティーかって?
それは内緒にしておこう。
食べることはもちろんだが、そのイベント自体が楽しいのだ。
12日は、帰路途中にある薬王園に行った。
「薬王園」は自然と健康をテーマにした、薬草・ハーブが豊富に育つ群馬県中之条町に位置するリフレッシュパークだ。
その原典となる故郷は中国で、神農と大国主命の薬祖神が薬王園のシンボルといわれる。
「神農」は中国の伝説上の帝王で、様々な草木の効能を調べ医術を教えたことから、医者や薬屋の神様になったと伝えられている。
また、日本における医薬の祖といわれている神様は「大国主命」である。
「因幡の白ウサギ」の話から想像がつくだろう。
ここには「薬王館」というのがあり、「自然」「健康」「薬草」というテーマを分かりやすく紹介し、健康チェックもできるようになっている。
薬王館の外には大人気の「健康ロード」があるが、初級コースでも一周するのがなかなか大変。
足の裏が痛くて逃げ出したかったが、それでも我慢して何とか一周する。
終わった後は体が軽くなり、大変気持ちよかった。
身近にある薬草や野菜を食材とした薬膳レストランで昼食をとった後、園内にある様々な施設を見学し、遊び、帰路についた。
薬王園の石踏み        石踏み
 
何年も続いている我が家の墓参ツアー。
日頃は仕事がらみの旅がほとんどなので、仕事から全く離れての小さな旅は心が安まる。
13日、子どもたちも一緒に実家の墓参に。
先に墓参を済ませてから母の顔を見に行く。
比較的近いところにも関わらず、普段なかなか行くことができないので、老いた母は手放しで喜んだ。
着くとすぐに、朝もぎたての大きな桃を出してくれた。
大きくて甘い桃を食べながら、しばらくの間桃談議。
「桃を買って食べる人ってさ、ペロッと皮がむけるのが桃だと思っているんだよね」
「そうそう、だから柔らかくなるまで食べないんだよね」
「さわって固く、皮をむくと少しやわらかい。丸かじりすると果汁が出てくる。それが美味しいんだよ」
「いつもこういう桃を食べていると、買ってまで食べようという気にならないね」
桃談議のあとは、母の愚痴を聞くことになる。
待ってましたとばかりに、次から次へとよくまあ出てくること。
1年分まとめて話しているような感じすらする。
以前は電話でもよく話を聞いてあげていたが、今はそれがなくなったので仕方がない。
兎にも角にも、元気でいてくれることを喜ぶことにしよう。

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