新緑を楽しむ会

朝起きたら雨。
<ああ、やっぱり!>
今日は、マザーステラの屋外交流会。
「霊気満山“高尾山”で新緑を楽しもう」ということだったが、昨日の天気予報が的中し、朝から雨となった。
個人的に自然を楽しみに行こうという時は、大雨の予報が出ている時でさえ好天に恵まれる。
高尾山行きも然り。
ところが、「高尾山で交流会を・・・」と計画すると、なぜか雨に見舞われる。
どうやらお清めらしい。
今日もケーブルカーには乗らず、いつものように6号路を経て山頂に向かった。
幸い?傘をさしたりたたんだりという程度の雨で、雨に濡れた新緑やシャガ・山あじさいなどの花、そして鳥の声に水の音など、自然をおおいに満喫できた。
途中、琵琶滝で滝行をしていたが、一般の登山者からは姿が見えないようになっている。
そこに記された言葉。
心みだれると
ものの姿も ゆがんでみえる
心を静かに澄ませれば
誰でも  ものの姿を
素直にとらえる ことができる
6号路を歩く人たちはほとんどいなかったが、山頂の四阿には意外にも大勢の人たちがいた。
やっと腰を下ろし、持参のおにぎりを食べる。
動いている間はよかったが、じっとしていると冷気が身にしみる。
霊気満ちる山で冷気を感じる・・・などと冗談を言いつつ、ビジターセンターに入って冷気も一休み。
下山路は薬王院経由。
ここまでくると、「お抹茶を飲んでいってくださ~い」と、和服姿のおじさんと女子高生が呼び込みをしている。
ちょうど体も冷えてきたところでもあり、お手前を一服いただくことにした。
同行していたアイちゃんも、神妙な顔でいただいた。
この野点、高尾山の若葉まつりの一行事としてやっていたらしい。
その後、ケーブルカーで下山するため清滝駅に向かった。
が、はたと気付いた時は、とうに駅を通り過ぎていた。
お喋りをしながら歩いている間に、既に1号路の半分くらい下りてしまった。
ここまで来て、急な坂道を登って駅に戻るのもバカらしい。
雨の中を、そのまま歩いて下山した。
登る時はあっちを見、こっちを見聞きしながらゆっくりと時間をかけて山頂に辿り着いたが、下りる時はあっという間に着いてしまった。
昨日の「目の前の道を一歩一歩、ただ確実に歩いていくだけ」という言葉をふと思い出した。
高尾山       高尾山_2

前の記事

一歩、また一歩

次の記事

目的地