心で聴く

新年を迎えて早1週間。
今日の曇り気味の天候を除いては、ほぼ穏やかで暖かな松の内でした。
今日は七草粥。
無病息災を祈って春の七草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)を入れて炊いた粥を、正月に疲れた胃袋を整えるために食べると言われています。
本来は、春は七種、秋は七草と書いて「ななくさ」と読むとか。
以前はこの七草粥を食べていましたが、最近ではすっかり遠のいていまいました。
年末年始の小学校が休みの間、アイちゃんが遊びに来ました。
アイちゃんも加わってみんなでいろいろ話をしていると、
「ママ、心で聴いてくれないとだめだよ」
と言いました。
大人は、思わず顔を見合わせて笑ってしまいましたが、実は一瞬ドキリ!
子どもゆえに的を射たことを言っているなと思いました。
大人は、子どもの言うことをただ何となく聞き流し、真剣に聴いていないことの方が多いのではないかと思います。
しかし、子どもは自分の話を大人がちゃんと聴いてくれているかどうかを見極めています。
「聞く」ことと「聴く」ことの違いについては以前も書いたことがありますが、ただ何となく表面的に聞くのではなく、心で聴くということの大切さをズバリと大人に教えている光景でした。

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