モラル・常識

ヒーリングサロンを舞台に、警察関係の人も絡んだ霊感商法が問題になっています。
同じくヒーリング等を職業とする我々にとっては、大変残念なことです。
私がヒーリングの世界に入ったのは10年以上前のこと。
まだ、「ヒーリング」ということば自体が怪しいものと受け取られてしまうご時世でした。
それでも「アロマテラピー」などはよかったのですが、「レイキ」というと、ほんとうに怪しいものと思われました。
2000年にHPを開設した当初は、「レイキ」はもちろん、「ヒーリング」で検索してもその数はまだ少なかったものです。
一緒にレイキを学んだ友人らは、「怪しく思われるのは嫌だから・・・」と、“気功”ということばを使っていましたが、私は「決して悪いことや後ろめたいことをしているのではないから・・・」と、当初から「レイキ」や「ヒーリング」ということばを使っていました。
レイキもヒーリングも、肝心なことは、自分がどのように理解し、どのように実践していくかということだけです。
この、「どのように理解し、実践するか」を一歩はき違えてしまうと、とんでもない方向に動き始めてしまいます。
シンプルゆえに正位置をきちんと定め、常に自己を客観的に見て、必要があれば軌道修正するということがいかに大事なことであるかをよく知っておくことだと思います。
昨今、スピリチュアルブーム、癒しの時代などといわれていますが、人の弱みにつけ込んだような商売は決して許せるものではありません。
レイキを実践する方から、「Yahooオークションにレイキのテキスト等を出品している人がいるが・・・」というメールや電話をいただきます。
これも、常識では考えられないことを当然のごとくやっているのですから、それに対しどうこう言っても、おそらく素直に聞くことはないでしょう。
素直に聞く人であるなら、最初から非常識なことはしないと思います。
人間としてのモラル・常識は、いつの世も忘れないようにしたいものですね。

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