2007/8月のメッセージ

       人が本来なすべきことは何か。
       自分が本当にやりたいと思うことは何?
       心密かにやりたいと願っていたことは?
       本気で自分に問うてみたことがありますか。
       本来の自分を見つめてみたことがありますか。
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人が本来なすべきことは何か? 
自分が本当にやりたいことは何か? 
そのようなことを考えたことはありませんか。
私たちの日常は煩雑な諸事に追われ、自分自身への問いかけすらできないのが実情です。
しかし、心のどこかで、自分が本当にやりたいことはこれなのか?
やりたいと願っていたのはこれだったのか?
と、ふと思うことがあるのではないでしょうか。
 
五木寛之さんは「林住期」の中で、このような問いかけは、追われながら走り続けている日常からは生れてこない、ある程度の年齢にさしかかった人間にできることの一つと言っています。
確かに、自分の経験から言っても、必死で働いている時には、自分が本当にやりたいことは何か?などと考えている暇はありませんでした。
余裕があるからこそ、考えることができるのです。
 
しかし、最近接する若い人たちの中には、「自分が本当にやりたいことは・・・」という言葉をよく使い、自分がやりたいことをみつけるために、自分探しのためにと、仕事を辞めてあれこれと模索する人が多くなっています。
 
時代が変わったのか、それとも自分がそのようなことを考える余裕すらなく働いてきたのかと、ふと思うことがありますが、これまでの仕事も体験も、全てが今、ここにいる自分の基礎作りであり、肥料となっていることがわかります。
何一つとっても、決して無駄なことはありません。
これまでの経験、試練を土台にしてジャンプする、そこで自分のやりたいことができるのかな、と思ったりしています。

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