どのようなことにも無駄はない

1日の夏のような暑さの後は、気温が低くなったり雨が降ったり、また風が強かったりと、落ち着かない天候が続いています。
三寒四温という言葉は、もう少し早い時期に使う方がぴったりのような気がしますが、やはりまだまだですね。
今週はNPOやマザーステラの仕事の合間に、母の歌集出版に向けての編集に時間を費やしました。
月末に米寿の祝いをすることになったため、それまでに何とか間に合わせてあげたいと思い、中断していた作業を復活させました。
普段、NPOの会報誌の編集や校正を行っており、それに比べれば数倍簡単と思って取り掛かっていたのですが、非常にシンプルであるにも拘らず、なかなか上手くおさまりませんでした。
それでも、やっとなんとか印刷に回せるまでのデータを作り、印刷所に持ち込みました。
表紙の紙質と色、見返しの色、本文用の紙質と色、その他細々とした打ち合わせをし、やっと肩の荷が下りたような気分を味わえました。
母が短歌を始めたのは三十数年前。
今回、膨大な数の中から選んだ歌は約900首。
親のことをわかっているようで、案外わかっていないことが多いものです。
入力・編集作業は大変でしたが、一つひとつ歌を打ち込みながら、その時々の母の思いを推し量ることが出来ました。
そういった意味からいうと、他のきょうだいを代表してこの役目を引き受けたことは、とても有意義だったと思います。
「どのようなことにも無駄はない」と言いますが、自分に降りかかってくることを、その時はただ何とかやり遂げようとやっているだけのことも、後になってみると、本当に無駄はないのだなと思います。
15日は午前中NPOの理事会、午後は芦屋の交流会に参加してきます。

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