春彼岸

桜の開花宣言がありましたが、池袋の豊島区民センター隣の公園の桜も開き始めていました。
暖かな陽気に小鳥が花を啄ばんでいる風景は、とてものどかな感じでした。
今日は、彼岸の中日。
「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、お彼岸は季節のくぎりでもあります。
春分・秋分の日が、太陽が真東から上がって真西に沈むことから、西方極楽浄土の信仰と結びついた日本独自の仏教行事です。
昔から、お彼岸にはご先祖の供養のために、お墓参りをする風習がありますが、その理由の一つは、「彼岸」という言葉を「あの世」と解釈して、亡くなられた人々を供養するという意味から、お墓参りをするようになったと言われています。
昨年の夏以来実家に行っていなかったので、昨日墓参りがてら久しぶりに行ってきました。
暖かさを通り越して背中が焼けるように暑く、墓参りにはもってこいの日和。
いつもご無沙汰ばかりしている娘に、亡き父も呆れ返っていたかも知れません。
母も久しぶりに顔を見せた娘に、「電話も手紙も来ないし、寂しくて・・・」と、愚痴が始まりました。
以前のように電話もしないし手紙も書いていない私は、ただただ<親不孝していてごめんね>と、心の中で謝るばかりでした。

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