成せば成る

読売新聞社が全国の首長に対して「理想のリーダー」を尋ねるアンケートを行ったところ、藩財政の立て直しに取り組んだ江戸時代の米沢藩主・上杉鷹山がトップに挙がったという記事がありました。
ずいぶん久しぶりに目にした名前を、とても懐かしく感じました。
3月は卒業式シーズン。
今の中学生は、卒業を前にどのようなことをしているのかわかりませんが、私たちが中学卒業の頃は、サイン帳を書き合いました。
そのサイン帳に、今は亡き同級生が
「成せばなる成る、成さねば成らぬ何事も、成らぬは人の成さぬなりけり・・上杉鷹山」
と書いてくれたのを、今もよく覚えています。
もともと目の前に起きたことから逃げ出すのが嫌いだったことを知っている同級生が、「自分にはできない」「これができない」と、あれこれとできない理由をつけて逃げ出そうとしたりやり遂げようとしない人は、結局は自分がやらないだけ、やろうとしないだけということを、この時上杉鷹山の言葉を使って教えてくれました。