2006/2月のメッセージ
水は自由自在。
丸い器に入れば 丸くなり
四角い器に入れば 四角になる。
小川では かろやかなせせらぎとなり
大河に至っては 逞しくとうとうと流れる。
時には 猛獣の如く荒れ狂い
大自然の驚異を知らしめてくれる。
どのような形にも
どのような状況にも
当たり前のように馴染む水。
だが、水そのものが変わるわけではない。
人も この水と同じように
柔軟な心になれるのだ。
だが
これがなんとも難しいものなのだ。
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水は、どのような器でも、どのような川でも、どのような状況でも、それぞれに合わせておさまり、流れています。
私たち人間も、自分の生き方をあれこれ操作しようとせずに、水の如く柔軟に、自然に任せることができたら、どんなに生き易くなることでしょう。
子どもを自分の思い通りに育てようとしたり、自分自身が出世しよう、有名になろうなどとあれこれ画策したり、自分の都合・我欲のために自然の流れを制御することばかりしています。
「自然に任せる」 これは簡単なようで、案外難しいものです。