失敗から得た気づき

地域によって違いがありますが、この辺の小学校は今日が3学期の始業式。
午前中で終えたアイちゃんが、誰もいない自分の家に帰るのではなく、我が家に帰ってきました。
「今日は最悪。
3学期が始まった1日目に日記の宿題があるんだ。
今日はK君と遊ぶ約束をしたのに・・・」
「それなら、K君と遊んだことを書けばいいんじゃないの」
「あっ、そうか」
アイちゃんは、昼食をとるのももどかしい様子でしたが、食事が終わると元気に出かけて行きました。
約束の4時に帰って来ました。
「公園で遊んでいたの?」
「寿公園で集合って言ったと思ったのに、K君いなかったんだ」
「じゃあ、どうしたの?」
「K君の家に行ったらいた。
寿公園で集合って、ちゃんと言わなかったかな?
ただ聞いただけだと思ったのかな?
よく確かめなかったからいけなかったのかな?
今度約束する時は、ちゃんと寿公園で待ち合わせをしようねって、確認しなきゃ。
そうだ、日記にこのことを書こう!」
アイちゃんは日記に友達と遊んだ内容について書くものとばかり思っていましたが、意外にも自分の失敗をテーマに書いたのでした。
アイちゃんは友達との遊びの約束を通して、しっかりと学習をしたようです。
ただ失敗したということだけでなく、次にはどうしたらよいかという気づきがあったのです。
<なかなかやるじゃないの。なんでも体験から得たことは忘れないんだよ>

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