音読の効果

1年生のアイちゃんは、学校から帰ると毎日音読をしています。
音読の他、算数の計算が加わることもあります。
アイちゃんが好んで音読をするのは『おおきなかぶ』
「おじいさんが、かぶのたねをまきました。
あまいあまいかぶになあれ。
・・・ 省略 ・・・
うんとこしょ、どっこいしょ。・・・」
知っている話でもありますし、何回か聞くうちにいっしょに諳んじるようになり、楽しいひと時となります。
このような音読は、おそらく誰もが小学校低学年の頃から経験していることと思いますが、「音読の効果」が科学的立場からも証明され、「簡単な計算をする」ことと共に、今やブームとなっています。
音読がなぜ学習に有効であるかというと、音読をすることによって前頭葉の機能を活性化させ、読み上げた内容が頭に残りやすくなるだけでなく、記憶力や集中力などが高まり、学習効果がさらに高まるということなのです。
そして、子どもたちの学習に音読を取り入れることで、さまざまな変化がみられるようになったということです。
人間は歳を重ねるにつれ、だんだん記憶力も集中力も薄れてきます。
しかし、音読や簡単な計算を繰り返すことで、結果的には知的能力や日常生活におけるQOL(生活の質)の維持や向上につながると言われます。
日常生活の中で、家計簿などの計算は電卓を頼らずに自分の頭ですること。
家庭では、ちょっと恥ずかしさを横において、新聞や本などは声に出してよむのもよいかも知れませんね。

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