波にのみこまれるか乗り越えるか

今月の「らくがき」トップに書かれた言葉は、鈴木秀子さんの著書から取り出した言葉です。
「人間は感情の動物である」と言われます。
私たちは感情に支配され、ややもすると大きな海原に投げ出されてしまうこともしばしば。その時、小さな波にものまれてしまう人、どんなに大きな波にものみこまれずに波を乗り越える人、と様々です。
自分の周囲に何事か起きた時に「どうして私ばかりがこんな目に遭うの?」と思う人。
「また来たか、よ~し受けてやろう」と思う人もいるでしょう。
全く同じことが起きても一人ひとり受け取り方が違うため、波にのみこまれる人とのみこまれずに乗り越える人との違いが出てくるのですね。
「何事も、その人に乗り越えられない課題は与えられない」と言います。
一人ひとり、それぞれ違った形での課題が与えられているのです。
決して「自分ばかり」ではありません。
ただただ感情に流されてのみこまれることがないように、しっかりと舵を取れるようになりたいものですね。

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